私はお茶でダイエット成功

カフェイン

 

 

カフェインは、茶葉の中に通常2~4%程度含まれており、苦味をもつ物質ですから、当然、茶の味わいに重要な影響を与えるものです。春茶と夏茶を比較すると、若干ですが夏茶の方がカフェインが多いといわれます。また、春早いお茶と春遅いお茶だと、春早いお茶の方がカフェインが多いといわれます。

 

 

したがって、明前のお茶が好まれる一つの要因にカフェインが多いことがあるともいえるでしょう。ほうじ茶や番茶にカフェインが少ないのは、あくまでも芽よりも下の茶葉を多く使っているからであり、芽を多く利用した煎茶をほうじ茶にしても、カフェインの含有量は減少しません。

 

 

熱処理では、カフェインの性質が変わらないのです。一般的にほうじ茶にはカフェインが少ないといわれるのは、通常芽の部分を使うことが少なく、安価な成葉を利用することが多いからなのです。

 

 

さらに、カフェインは経年変化が少なく、陳年の茶にも一定のカフェインが含まれています。よく、プーアル茶にはカフェインが少ないと言われますが、決してそのようなことはなく、また、経年変化が少ないため、年数の経ったプーアル茶にもカフェインが含まれていることには留意が必要です。

 

 

ただし、黒茶の中では、茯磚茶(ふくせんちゃ)が1.31%とカフェインが最も少なく、一方で六堡茶が3.53%、プーアル茶が3.41%と多く含まれているというデータがあります。

 

 

これに対比される台湾包種茶は、3.06%ですから、黒茶といってもそれぞれのお茶により含まれるカフェインの量が違うのです。お茶に含まれるカフェインは、褐色脂肪細胞に働きかけて体温を上げ、体脂肪の分解を促進すると言われています。

 

 

カフェインは、ぬるいお湯よりも熱いお湯でお茶を淹れた時に多く出てくるようなので、熱い煎茶を飲むのも良いですね。